構造物名 | 新川架道橋 |
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構造形式 | 2径間連続エクストラドーズドPC下路桁橋 |
構造諸元 | 橋長 111.0m 支間 51.375+58.375m |
発注者 | 北海道旅客鉄道(株) |
設計者 | 日本交通技術(株) |
施工者 | 大成建設(株) |
所在地 | 札幌市 43°06′05″N,141°19′34″E |
路線 | JR札沼線(愛称:学園都市線) |
完成年 | 2009年(平成11年) |
概要 | 本橋は、JR札沼線(愛称:学園都市線)の高架化事業の一環として建設された架道橋であり、国道5号線と高速自動車道が立体交差されたさらに上空を跨ぐ架道橋である。橋梁形式は,施工性,経済性,保守性および景観性を考慮して、2径間連続エクストラドーズドPC下路桁橋を採用した。 本橋は、構造上中央の橋脚に全鉛直荷重の75%が集中するので、LRB(鉛プラグ入り積層ゴム支承)を使用して各橋脚に地震時水平荷重を分散することとした。各橋脚のLRBの剛性を1:3:1の分散率とする事で各橋脚の軸方向の幅をそれぞれ2.5m、3.0m、2.5mと釣り合いのとれた形状とすることができた。 施工時での押出し移動時には、斜ケーブルを逐次緊張していくため、支点条件および構造系が変化し、主桁の変形および応力は複雑に変化する。特に主塔直下には最大2,800tfの反力が作用し、その反力が架設支柱上を移動するという特徴を有している。そこで,設計で仮定した構造物の挙動と実際の挙動を対比し、施工管理に反映きせる目的で各種計測を実施した。計測は、仮支柱の沈下挙動を最重要管理項目とし、副次的に主桁の全体変形、応力度および仮設斜材の張力変動を計測した。 なお、本橋は平成11年度土木学会北海道支部技術賞および平成11年度PC協会技術賞を受質している。 |