橋梁構造物

望景橋

写真出典:「北海道のコンクリート橋 第5集」(北海道土木技術会コンクリート研究委員会)

構造物名 望景橋
構造形式 PC2径間連続大偏心ケーブルトラス中空床版橋
構造諸元 橋長 57.3m
支間 23.0+33.2m
発注者 森町
設計者 (株)シー・イー・サービス
施工者 ドーピー建設工業・三井建設共同企業体
所在地

森町 42°06′26″N,140°34′02″E

完成年 2011年(平成13年)
概要

 本橋は、北海道茅部郡森町の島崎川河川公園整備事業の一環で、左岸公園と右岸公園を結ぶ人道橋として、外ケーブルを桁高以上に大きく偏心させた大偏心外ケーブルトラス構造の橋梁である。

 この構造は、外ケーブルを大偏心させることにより、効果的にプレストレスを導入できるため、桁高を低減することが可能となり軽量化が図れる。さらに本橋は、中間支点上の偏心部をコンクリートで覆うフィンバック形式とすることでランドマーク的な外観を持たせ景掛にも配慮された橋梁である。

 ケーブルトラス構造の特徴として、外ケーブルを曲げモーメントに類似した形状で桁高さ以上に大きく偏心配置させることにより、プレストレスを効果的に導入することがき桁高が低減でき、上部エの軽量化による経済性向上が図れた。

引用文献:「北海道のコンクリート橋 第5集」(北海道土木技術会コンクリート研究委員会)
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