橋梁構造物

すずらん大橋

写真出典:「北海道のコンクリート橋 第5集」(北海道土木技術会コンクリート研究委員会)

構造物名 すずらん大橋
構造形式 ①PC4径間連続箱桁橋
②PC4径間連続箱桁橋
構造諸元 橋長 722.0m
支間 ①96.05+2@150.0+96.05m、②4@56.6m
発注者 北海道 帯広土木現業所(現:十勝総合振興局 帯広建設管理部)
設計者 北海道土木設計(株)
施工者 ①住友律建設(株)
②ドーピー建設工業・日本高圧・オリエンタル建設共同企業体
所在地

帯広市~音更町 42°56′49″N,143°11′10″E

路線 都市計画道路3・4・50鈴蘭通
完成年 2009年(平成11年)
概要

 本橋は、国道38号線と帯広環状線を結ぶ幹線道路である都市計画道路3・4・50鈴蘭通に計画された、十勝川を跨ぐ橋梁である。本橋は、十勝川の低水路の複雑な流れや河川計画との整合を図ることから、主径間は150mの支間長となっている。

 十勝地方は、地震の影響が大きい地区であり、主径間の橋長が492mと長く,幅員も17.0mと広く主桁重量が重いことから上下部の結合は水平分散ゴム支承を採用し、地震力を各橋脚へ分散させるようになっている。この反力分散沓には世界最大の5,000t沓を採用した。

 鈴蘭通沿線には、古くから帯広市民に親しまれてきた鈴蘭公園があり、帯広市のベッドタウンとして発展してきた住宅地が広がっている。このため日高の山並みや帯広市街を眺望できる橋詰広場や川面にせり出したバルコニーを設け、潤いと親しみのある橋となっている。

引用文献:「北海道のコンクリート橋 第5集」(北海道土木技術会コンクリート研究委員会)
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