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橋梁構造物

ツインハープ橋

写真出典:「北海道のコンクリート橋 第3集」(北海道土木技術会コンクリート研究委員会)

構造物名 ツインハープ橋
構造形式 3径間連続PC斜張橋
構造諸元 橋長 280.0m
支間 69.4+140.0+69.4m
発注者 北海道 旭川土木現業所(現:上川総合振興局 旭川建設管理部)
設計者 北海道開発コンサルタント(株)
施工者 住友・鹿島・ドーピー・日本高圧特別共同企業体
所在地

旭川市 43°44′10″N,142°23′54″E

路線 都市計画道路3.3.11環状1号線
完成年 1991年(平成3年)
概要

 本橋は旭川市の南東部に位置し、旭川市街へ通じる8本の放射道路を相互に連結する環状1号線が忠別川を渡る位置に架設された橋梁である。

 構造形式の選定にあたっては、景観とともに冬期における道路機能も考慮され、スレンダーな主桁を1本柱形式の主塔から1面吊りタイプの斜材で吊り上げた形式が採用された。

 主桁は橋脚上で可動支持され,主塔は主桁柱頭部に設けられた開口部を貫いて橋脚に剛結されている。また,地震時の慣性力はストッパーにより直接橋脚に伝達される構造である。

 主桁の張出し施工部の斜材ケーブルはフレシネーHシステムであり、作業効率の向上を図る為に能力800tfの大型センターホールジャッキを用いて多数のストランドを一括して緊張する方法を考案し実施した。

 本橋は平成3年虔プレストレストコンクリート技術協会作品賞を受賞した。

引用文献:「北海道のコンクリート橋 第3集」(北海道土木技術会コンクリート研究委員会)
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