橋梁構造物

南大橋

写真出典:「北海道のコンクリート橋 第1集」(北海道土木技術会コンクリート研究委員会)

構造物名 南大橋
構造形式 PC3径間連続箱桁橋
構造諸元 橋長 283.8m、
支間 3@45.2m×2連
発注者 札幌市
施工者 大成建設(株)
所在地

札幌市 43°02′56″N,141°21′37″E

路線 札幌市街路1.3.9 南9条通
完成年 1963年(昭和38年)
概要

 本橋の横方向プレストレス導入にレオバ工法が採用された。主方向にはレオンハルト工法が採用されケーブルの定着に各ストランドを桁端で扇状に分散させてコンクリートに定着する扇状定着法が採用された。わが国で初めて2800t×2の大型扇状定看法であった。床版張出部はリブ付構造で張出長さは4.4mである。

 コンクリート打設は全橋支保工とケーブルクレーンにより行われたが、架橋位置は豊平川の一番広い部分であり、台風等による出水時にはたびたび瀬替が切れて危険な状態になった事もあったが関係者の努力により難をまぬがれ無事完成した。

 橋脚形状は市街地である事から美観を考慮して橋脚側面の勾配を上部工のWebと同じ勾配としている。

引用文献:「北海道のコンクリート橋 第1集」(北海道土木技術会コンクリート研究委員会)
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