道路構造物

元地覆道

写真提供:日本サミコン(株)

構造物名 元地覆道
構造形式 1剛接2ヒンジ プレキャスト 逆L型 PCロックシェッド
構造諸元 支間(道路幅員方向)10.78m、落石径φ2.333m、換算落下高さ18.00m、施工延長64.5m
発注者 北海道 宗谷総合振興局 稚内建設管理部
設計者 北海道土木設計(株)
施工者 ①富田・日本高圧JV  ②(株)富田組  ③富田・日本高圧JV
所在地

礼文郡礼文町香深村 45°18′09″N,141°01′30″E

路線 道道元地香深線
完成年 2014年(平成26年)
概要

 ロックシェッドとは、落石から人や車両の安全な通行を確保するために、落石が発生する恐れのある箇所等に設置する道路を覆う構造物である。

 主梁と柱を予め工場で製作して現場に搬入し、クレーンで架設して一体化する構造で、主梁上には落石により発生する衝撃力を緩和するため緩衝材が設置されている。また、当覆道には緩衝材として[三層緩衝構造]が採用されている。

 観光道路でもある道道元地香深線は急峻な地形が多く落石の恐れがあり、礼文島内には本ロックシェッドを含め他に同様なシェッドが5箇所設置されている。これにより、人や車両の通行の安全性が大きく向上している。

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