構造物名 | 士狩大橋 |
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構造形式 | 大偏心外ケーブル方式PC5径間連続箱桁橋(エクストラドーズド橋) |
構造諸元 | 橋長 610.0m 支間 94.0+3@140.0+94.0m |
発注者 | 北海道開発局 帯広開発建設部 |
設計者 | 北海道開発コンサルタント(株) |
施工者 | 鹿島建設・オリエンタル建設・ピー・エス共同企業体 |
所在地 | 芽室町 42°56′12″N,143°06′26″E |
路線 | 高規格幹線道路 帯広広尾自動車道 |
完成年 | 2001年(平成13年) |
概要 | 本橋は、北海道横断自動車道から分岐し、帯広空港を経由しながら重要港湾十勝港を有する広尾町に至る延長80kmの高規格幹線道路「帯広広尾自動車道」のうち、一級河川十勝川を渡河する地点に架設された橋梁で、橋長610m、最大支間長140mを有する、北海道初の大偏心外ケーブル方式PC5径間連続箱桁楕(エクストラドーズド橋)である。 桁高を低くできることで本線縦断線形、隣接するICの幾何構造の改善が図れ、周辺土地利用への影響が最小限となり、経済性、施工性、走行性、維持管理および景観性に優れる本形式を採用した。また、中央分離帯を利用した1面吊り構造としている。 本橋では,10段ある大偏心外ケーブルの内、下3段に対して、大偏心連続外ケーブルを初めて採用した。大偏心連続外ケーブルは床板を通過してボックス内で偏向され、隣接する主塔で定着される配置であり、主桁連結後の支間の正曲げと支点上の負曲げに対して合理的に抵抗できる。 外ケーブルの偏向部に生じるフレツティング疲労対策として、模型実験を行うと共に本橋においてフレツティング疲労試験を実施し安全を確認した。また、本橋では、大偏心外ケーブル方式の橋梁として初めて反力分散型ゴム支承を採用している。 なお、本橋は平成12年度土木学会田中賞(作品部門〉を受賞している。 |