構造物名 | 当別ダム |
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構造形式 | 台形CSGダム |
目的 | 洪水調整、河川維持用水、上水道用水、かんがい用水 |
構造諸元 | 堤高52.0m、堤頂長432m、堤体積803×10³m³、湛水面積580ha、総貯水量74,500×10³m³ |
事業者 | 北海道 |
設計者 | (財)ダム技術センター、(株)ドーコン |
施工者 | 鹿島建設(株)、(株)竹中土木、岩倉建設(株) |
所在地 | 当別町 43°19′04″N,141°33′47″E |
水系/河川 | 石狩川/当別川 |
完成年 | 2012年(平成24年)竣工 |
概要 | 当別ダムは、堤高52.0m、堤頂長432m、堤体積803×10³m³の世界で最初の台形CSGダムである。台形CSGダムは、台形ダムとCSG(Cemented Sand and Gravel)工法の両方の利点を併せ持つダムであり、ダム建設において材料、設計、および施工の合理化を同時に達成することできるダム型式として我が国が開発したものである。 台形ダムは、直角三角形形状の重力式コンクリートダムと比べて提体積が大きくなる。しかし、提体に発生する応力が小さいので強度が小さな提体材料を使用でき、また転倒や滑動に対する安全率が高い、などの優れた特徴がある。 CSG工法は、現場周辺で採取できる河床砂礫および土木工事で発生する岩質材料にセメントと水を加えて混合したものである。ダムサイトの近傍で容易に入手できる河床砂礫や掘削ズリを有効に活用でき、骨材を製造する設備を簡素なものとすることができ、さらにダンプトラックやブルドーザの身近な汎用機械を用いて打設するので安価な大量・高速施工ができる、利点がある。 |