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河川構造物

望月寒川放水路トンネル吞口工

写真提供:大成建設(株)

構造物名 望月寒川放水路トンネル吞口工
構造形式 越流堤による分流、オリフィス(ナイフエッジ型)による分流量制御形式の吞口工
目的 望月寒川の洪水被害軽減、放水路トンネルへの流水の分流
構造諸元 放流量:計画流量(分流後)45 m3/s、超過確率1/50 
吞口越流部:越流堤長30.58m、 沈砂池部:広さ640m2、高さ5.6m  導水路部:オリフィス高さ1.5m×幅4.0m×2門
発注者 北海道空知総合振興局 札幌建設管理部
設計者 (株)ドーコン
施工者 大成・岩田地崎・豊松吉工業 特定建設工事共同企業体
所在地

札幌市 43°00′52″N,141°21′18″E

水系/河川 石狩川/望月寒川
完成年 吞口工 2016年度(平成28年度)完成
トンネル・吐口工 2019年度(令和元年度)完成予定
概要

 望月寒川は札幌市内の住宅地を流れており、川幅を大きく広げる河川改修が困難である。そのため、望月寒川と豊平川を「放水路トンネル」で結び、洪水時に流水を豊平川へ放流して、望月寒川下流域の洪水被害を軽減する計画である。

 本吞口部は、望月寒川から流水を分流させて放水路トンネルへ導水する施設であり、吞口越流部・沈砂池部・導水路部より構成され、ギリシャ神殿のような円柱が並ぶ地下大空間が広がる。

 放水路トンネル工事は吞口部・トンネル部・吐口部に分かれており、吞口部は2014年度に着工して2016年度に完成した。

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