HOME >  北海道のコンクリート構造物 > 道路構造物 >  猿払パーキングシェルター

道路構造物

猿払パーキングシェルター

写真提供:北海道土木技術会コンクリート研究委員会委員

構造物名 猿払パーキングシェルター
構造形式 プレキャストPC門型ラーメン スノーシェルター
構造諸元 支間(道路幅員方向)17.35m、施工延長70.0m(1996年(平成8年))+ 80m(1999年(平成11年))= 150m
発注者 北海道開発局 稚内開発建設部
設計者 (株)構研エンジニアリング
施工者 ドーピー建設工業㈱
所在地

宗谷郡猿払村字上猿骨 45°17′42″N,142°12′36″E

路線 一般国道238号
完成年 1996年(平成8年):L=70m
1999年(平成11年):L=80m
概要

 パーキングシェルターとは、冬季の厳しい吹雪の際にドライバーの避難場所として設置された道路を覆う構造物である。駐車帯・水洗トイレ・公衆電話・消火器・道路情報板などが設置され、車両の安全な待避場所を確保するために設置された構造物である。

 主梁と柱を予めプレキャスト部材として工場で製作・現地搬入し、クレーンで架設後にPC鋼材で一体化する構造である。また、昼間通行の明るさを確保するために柱間には側壁板にポリカーボネート製採光窓を設けている。

 一般国道238号は、冬期間頻繁に吹雪による視程障害が発生し車輌の走行が困難になる国道であり、本パーキングシェルターの他に同様な構造物として、一般国道40号に鋼構造の開源パーキングシェルターが設置されている。これにより、冬季の通行の安全性が大きく向上している。

PAGETOP